あきらめない!ねばり強さをつける方法!
こんばんは。ねこ先生です。
日本は蒸し暑い毎日になってきましたか?
こちらは、どんどん寒くなってきました。とはいえ、真冬でも零下にはならないのがシドニーの良いところですね。
はい。今日はあきらめない!ねばり強さをつける方法!
どうやって教えますか?
「もう。頑張りたくない。」
「ほめないで。」
「別に、何にもなりたくないし。。。」
「とりあえず、早く大人になってしまいたい。。。」
と。2年生の男の子です。
誰かが、落ち込んでいるのを見ると逆に張り切ったり、
誰かが、間違うと攻撃的になったり。
あーいえば、こう言う。屁理屈タイプな男の子。
スポーツはある程度できるけど、その体育で1番を取れない時の落ち込み方は半端なく、自信喪失で、すねてしまいます。学力は中の中ぐらいかな。。。わからない時にわからないと言えない、できない事をごまかしてしまうところがあったり。そこで、素直になったら子供は必ず知識を習得していくのにもったいないところですね。
さて、どうしましょうね。そう言う時は。
なぜ、そういう思考習慣になってしまったかな?と推測してみました。
- 親(大人)から愛されていると感じられない。(親は伝えているつもりでもね。)
- いつも人と比べてしまう。(もしくは、比べられている。)
- 自信がない。(本人が実感出来ていない、実力以上を親からの期待されている。)
もし、そういうお子さんがいらしたら、試してみてください。
この1、2、3の 逆をすると 自尊心が育つ
3の補足として、本人のプロセスを褒めてあげることが大事です!
結局は、本人が行動するということです。自分で歩くということです。そこに、大人の促しは必要ですよね。
あきらめない!ねばり強さをつけることが出来やすくなりますよ。
私が彼に出来ることは、毎日笑顔で
「〇〇くん、おはようございます。今日も元気かな?」
「〇〇くん、おはようございます。今日も、元気に挨拶できて気持ち良いね!」
彼のした事をシンプルにそのまま褒めてみました。初めは、「ふん。」って顔をしてましたけど。少しづつ、笑顔に挨拶をしてくれる様になり、いつしか、私から声をかけられるのを待っている様子でした。時には、自分から良い出来事、悪い出来事を報告してもくれる様になりました。徐々に心を開いてくれている気がします。
ある日、あまりにも授業態度が悪かったので厳しく注意をした時に
ねこ「その態度は、人に対して良いと思う?悪いと思う?」
〇〇くん「聞いてるし、別にいいんじゃない?」
ねこ「自分がされても、嫌な気分にはならない?」
〇〇くん「えー。ならない。」
あとは、なんて言ってたか忘れてしまったぐらいに屁理屈が止まらない。〇〇くん。
では、「私と〇〇くんが納得するまでお話し合いしましょう。」と言うと、本人も望むところだ!と言わんばかりにうなづきました。
そして、ランチの後の休み時間を使って話をすることにしました。
果てしなく続くと思いきや、
〇〇くん 「ぼく、もう納得した。今度から気をつけます。」と。。。あれ?
私は謝って欲しかったのでなく、
自分で人や自分の思いを感じて、考えて、良いこと、悪いことを自分で判断し、行動する習慣を子供のうちから練習すること
を教えていきたいと思っていたのです。相手の気持ちや、自分だったらどうかな?と一緒に思い考えたかったのだけども。
さて、なぜ急に彼はそう言ったのかな?と私に与えられた宿題を考えてみました。
もちろん、休み時間間だから遊びたくなっただけだと思います。それだけの理由かもしれないけど、何か試された様な気がしました。大人の「まーいいか。」「いつか分かれば良いか。」「まだ、2年生だし。」とか、この子だけに時間とれないしなどなど。
よくあるある話なんです。
きっと、彼はかまって欲しかった、自分の気が済むまで甘えたかったのだろうと思いました。そして、その気持ちは少し満たされたのかもしれません。その後に劇的に行動が変化したりはしませんけど。初めて会った頃より、笑顔が増えて、ヘルプが欲しい時はそっと手をあげれる様になりました。私の「本気」は少しは伝わったのかなと思っています。
今の教育には、最初の3つの事にプラス
- 愛を伝える
- 個人の成長を見守る
- 個人のの成長のプロセスを褒める
をロールプレイなどをして話し合う時間が大切だと思っています。主要科目の国語、算数と同じぐらい必要だと感じます。
道徳の人間の原理原則だけの授業ではなく、賛成、反対意見が出る様な課題を出し、思考を鍛える様な授業を小学生のうちからも取り入れることはできないかな?って思いました。基礎学習の中では、ほぼ正解がある事を考えさせている様になっていますよね。
ですが、現実の社会は意見が分かれたり、正解が一つではなかったり、人や状況によって違う答えを出さなければいけない事ばかりですよね。
実はこの本の影響です。
日本一の大学に行く前に少しづつ教えていけたらと思い、感動した本です。
ぜひ、読みんでみてください。